記事一覧

川倉賽の河原地蔵尊
神社・仏閣|北海道・東北

青森県五所川原市・川倉賽の河原地蔵尊 生死を超える愛

青森空港から車で20分強にある五所川原市は、太宰治の生まれ育った場所として知られる。津軽三味線発祥の地でもあり、縄文遺跡として名高い三内丸山からも近い距離にある。私たちが訪れたのは3月半ばだったが、残雪はきれいに道路脇に避けられていて、車を走らせるのにも歩くのにも全く支障はなかった。...

大御神社
神社・仏閣|九州・沖縄

宮崎県日向市・大御神社/鵜戸神社 龍の道を降りる

天孫降臨の地として知られる高千穂から海を目指して車で約1時間。美しい海を背に、古くは天照皇太神宮と呼ばれた大御神社がある。瓊瓊杵尊や神武東征の時代にまで由来が遡る歴史ある神社だ。日本中に神社は数あれど、ここまで海という背景に溶け込んだ神社はなかなかないのではないだろうか。訪れた日が快晴だったこともあり、空と海の青の中で社殿が美…

天磐戸神社
磐座|中国・四国

徳島県美馬郡つるぎ町・天磐戸神社 天岩戸の大元を探す

徳島・淡路島エリアは古代ユダヤの痕跡を多く残す場所だ。磐境神明神社やホテルニューアワジ敷地内にある遺跡、祖谷周辺の斜面に張り出した木の板で平面を延長する建築様式など数えきれないほどの類似点を上げることができる。剣山周辺は「酷道」とも言われる国道438号と439号を通ることになるが、「日本人とは何か…

堀谷アラハバキ神社
磐座|東海・関西

静岡県浜松市・堀谷アラハバキ神社 古代の神を探して

アラハバキという名前がそのまま残されている神社は東北中心に分布しているが、東海地方にわずかに残るアラハバキ神社のひとつがこの堀谷アラハバキ神社だ。おそらく現在は荒神として祀られている神とアラハバキは同じ・もしくはどちらかから枝分かれした神だと考えられるが、大元だったであろう出雲では多くが客人神社・客神社という名前になっているか、そうで...

荒脛巾神社
神社・仏閣|北海道・東北

宮城県大崎市・荒脛巾神社 小さくかよわき私たち

謎の神と言われるアラハバキだが、ここでは荒脛巾として祀られている。JR東日本陸羽東線の上野目駅からは徒歩5分ほど、国道108号沿いだが高架になっているので、脇から降りて細い道に入ればすぐ目の前だ。低い山を背景にして美しい田んぼの中にある社からは、歴史と地域の人々の信仰心を感じることができる。社は扉を開けて中で祈る形式になっていて…