福岡県糸島市・神在神社 神石

福岡県糸島市・神在神社 鬼滅の刃で知られた巨石

神在神社 神石

〒819-1123 福岡県糸島市神在792
       JR一貴山駅から徒歩8分、JR加布里駅から徒歩12分

ご祭神

天津仁々岐命(あまつににぎのみこと)
伊弉諾命(いざなぎのみこと)
伊弉冊命(いざなみのみこと)
天常立尊(あめのとこたちのみこと)
彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)
菅原大神(すがわらのおおかみ)

日本、〒819-1123 福岡県糸島市神在792

 小さな集落の中にひっそりと佇む神在神社は、社伝によると537年に大伴連狭手彦が新羅遠征の成功と安全を祈願して建てたと言われる。かつては駐車場もなく静かな神社だったが、『鬼滅の刃』で主人公が切ろうとした岩に神石がそっくりだということで、訪問者が増えているそうだ。

神在神社

 神在という土地については、歴史学者の古田武彦氏が神武の出身地なのではないかという説を唱えている。神武の”神”、我という意味の”吾(あ)”、集落を表す”里(り)”で「我の集落である」と神武が言っているようだという内容である。(『古代史をひらく 独創の13の扉』古田武彦 など)

 断言は出来ないが、橿原神宮に行く予定の前日に偶然福岡に行くことになって、結果的にこの地の神石を知ったことを考えると、神武と何らかの関係がある土地なのではないかという気がしてくる。

 神社の裏から神石まではそれほど距離はない。右側に大量のソーラーパネルが設置されている横を山の中に入っていくと、すぐに藪に入ることになる。夏は蚊柱が立つほどなので、虫除けのスプレーは必須。「神石」の看板を右に折れると、すぐに神石が目に入ってくる。

神石への道
神石を示す看板

 看板に参拝方法が書いてあったりするが、あまりこだわらなくてもいいのではないかと思う。それより古代の人々がおそらくその大きさに崇敬の念を抱いたであろうこの巨石の、凛としたエネルギーを感じていたい。

神在神社 神石
神在神社 神石

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