天河神社本殿

奈良県天川村・天川大辨財天 宇宙と繋がる庭

大峰本宮 天河大辨財天社

〒638-0321 奈良県吉野郡天川村坪内107
      近鉄吉野線・下市口駅から中庵住行バスで約1時間、
      天河大弁財天社バス停すぐ
      または天川川合バス停下車、徒歩約30分
      車で大阪市内・奈良市内から約2時間
電話: 0747-63-0558 / 63-0334

ご祭神

市杵島姫命(いちきしまひめのみこと) ※辨財天様としても信仰
熊野坐大神
吉野坐大神
南朝四代天皇の御霊
神代天之御中主神より百柱の神

日本、〒638-0321 奈良県吉野郡天川村坪内107

 かつて角川映画の舞台にもなった天河大辨財天社、通称天河神社。天河にも秘境と呼ばれるような場所にある神社につきものの「呼ばれた者しか辿りつけない」という話があるが、最寄の駅まで33km・バスは一日3本ということもあり、「気合のある者しか行くまでに至らない」というのが正解かもしれない。

 洞川温泉方面にはふたつの鍾乳洞や竜泉寺・蛇之倉七尾山などの修験系の寺などもあるので、自由に動き回るのであればレンタカーがおすすめだ。

天河神社・入り口
天河神社・鳥居
天河神社・弁天橋

 本殿には百柱以上の神々を祀っているとのことで、凛とした中にもどこか大らかな空気感のある神社だ。能舞台に使われる神楽殿、三つの鈴が三角形に結ばれて二重になっている”五十鈴”が特に名高い。五十鈴の三つの球は魂の状態を表し、三魂(みむすび)と呼ばれる。「いくむすび(生魂)」「たるむすび(足魂)」「たまずめむすび(玉留魂)」と呼ばれる魂の状態はそれぞれ「生命力を活かし繁栄させる霊の力・魂の活動を充足させる霊の力・魂が集合して成る霊魂を中府に留め置く霊の力」とされる。私見だが、これが二重になっていることで三次元の世界とより高次の世界が融合して「ここ」に在ることを示しているのではないかと思う。天河神社自体が宇宙的なエネルギーを持っていて、天川村周辺で五次元以上の存在であるUFOの目撃情報が多いのも納得できてしまう。

五社殿前

 また天河神社には天河伝説と呼ばれる話が伝わっている。天河神社はかつて四石三水八ツの杜』と言われ、天から降ってきた四つの石と湧水が三つ、八つの森に囲まれた神域を表すのだという。四つの天石のうち三つは境内に祀られていて、本殿に向かう石階段の右側、五社殿の前、裏参堂の役行者堂の左側にある。石には名前があり「イノコ石、玉石、ダムダ石、不明」または「イノコ石、ダムダ石、天石、不明」という。境内にないのはダムダ石で、天ノ川にかかる弁天橋の下にある平たい石だそうだ。天から降ってきた石となると隕石を祀ってきたのではないかと推測できる。隕石は周囲の石と比重が違う=発しているエネルギー、周波数が違うので、それに囲まれているエリアの磁場がほかと違うということがあってもおかしくはないだろう。

階段脇の石
五社殿前
役行者堂左手の石

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