岩手県花巻市・丹内山神社 まつろわぬアラハバキ 2021.10.27 丹内山神社〒028-0122 岩手県花巻市東和町谷内2区303 JR釜石線晴山駅からバス15分 釜石自動車道 東和ICから車で15分 ご祭神多邇知比古神(たにちひこのかみ) 天之御中主神(あまのみなかぬしのかみ) 高御産日神(たかみむすびのかみ) 神御産日神(かみむすびのかみ) 宇麻阿志訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ) 夫之常立神八十八座 日本、〒028-0122 岩手県花巻市東和町谷内2区303 かつては大聖寺という寺だったが、明治の廃仏毀釈で現在の名前の神社となった丹内山神社。かつては坂上田村麻呂の東征に伴って社殿が改築され、不動明王を祀っていたという。奥州藤原氏だけでなく時の藩主たちの信仰も厚かった歴史のある場所で、今でもその一体のエリアは神仏が存在する場所独特の澄んだ空気感に満ちている。 本殿や木造十一面観音立像、経塚からの出土品は岩手県、一ノ鳥居や不動明王立像、擬宝珠、棟札などは花巻市の指定文化財になっている。本殿には唐獅子など和漢の故事をモチーフにした見事な彫刻が刻まれていて、七不思議のひとつにもなっている。 七不思議の場所付近には不思議の内容を説明する看板が立てられている。 1. 唐獅子~本殿脇障子の唐獅子を舐めると居眠りしない。 2. つらら~神社境内の建物にはつららが下がらない。 3. 肌石~この石には雪が積もらない。 4. 手水鉢~どんな干天でも水が乾くことがない。 5. 竹~境内には竹が生えない。 6. 銀杏~どんな強風でも境内の外に葉が飛び散らない。 7. 桐の木~杉の木の幹に桐が生えていた。 この七不思議を見るために訪れる人もいるようで、今では岩手県内でも最強クラスのパワースポットとも言われる。本殿の裏手にはアラハバキの磐座があり、古来から手厚く祀られてきた場所であろう威厳と静謐さが感じられる。他のアラハバキ系の土地と同じように、宇宙との繋がりが強く残っている場所だ。 アラハバキの磐座は下部が土に埋まっていて、横に長くなっているので写真を撮るのはとても難しい。奥の方には裂け目があり、通り抜けられるようになっている。中の地面は段差がついていて身体をねじらなければならないが、その大きさもあってとてもテンションが上がる磐座だった。 Post Share Hatena RSS feedly 神社・仏閣|北海道・東北 アラハバキ, 七不思議, 坂上田村麻呂, 奥州藤原氏, 岩手県, 花巻市 歩けない広場 兵庫県神戸市・六甲比命神社 瀬織津姫の磐座 関連記事一覧 宮城県大崎市・荒脛巾神社 小さくかよわき私たち 2023.02.05 山形県庄内町・月山神社本宮 死と蘇りの山 2021.11.07 山形県鶴岡市・龍澤山善寶寺 人面魚が泳ぐ龍の住処 2022.01.12 山形県鶴岡市・湯殿山神社 即身仏と蘇りの地 2021.12.04 日本旅行 JRセットプラン PR