大御神社

宮崎県日向市・大御神社/鵜戸神社 龍の道を降りる

大御神社

〒883-0062 宮崎県日向市日知屋1番地
TEL.0982-52-3406
FAX.0982-66-0122
JR日向市駅から約3.5km(徒歩45分・自動車10分)
東九州自動車道・日向インターチェンジから約4km(6分)

ご祭神

大御神社:
天照皇大御神(アマテラススメオオミカミ)

鵜戸神社:
鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアヘズノミコト)
彦火瓊瓊杵命(ヒコホノニニギノミコト)
彦火々出見命(ヒコホホデミノミコト)
豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)
塩筒大神(シオツツノオオカミ)

日本、〒883-0062 宮崎県日向市日知屋1

 天孫降臨の地として知られる高千穂から海を目指して車で約1時間。

 美しい海を背に、古くは天照皇太神宮と呼ばれた大御神社がある。瓊瓊杵尊や神武東征の時代にまで由来が遡る歴史ある神社だ。日本中に神社は数あれど、ここまで海という背景に溶け込んだ神社はなかなかないのではないだろうか。訪れた日が快晴だったこともあり、空と海の青の中で社殿が美しく映えていた。

 この大御神社の本殿・幣殿・拝殿は国登録有形文化財に指定されている。神社に伝わる『神明記』などによれば、高千穂に降り立った瓊瓊杵尊がこの地を通りかかった際に大海原の絶景を眺め、平安を祈って天照大御神を奉祀した。このことから後になって霊石があった辺りに社が建てられたのだという。現在の社殿は昭和になって改築されたもので、海岸側から眺めると切妻造の屋根と柱状岩が独特の雰囲気を醸し出している。

 写真を撮り忘れてしまったが、境内からは龍神信仰の痕跡だと思われる霊石が発見されている。すり鉢状に加工された岩の深い窪み(直径は1メートル70センチだとのこと)には、卵型のさざれ石が置かれている。これは鵜戸神社の登り龍と同じく2023年に発見されたもので、神社によると5000年前の古代遺跡なのだそうだ。

大御神社鳥居
大御神社由来
大御神社境内
大御神社拝殿
大御神社
大御神社
大御神社

 この大御神社から海岸沿いの道を行くと登り龍で有名になった鵜戸神社がある。鵜戸神社に続く石の階段はかなり急で、手すりの向こうは断崖絶壁と海というシチュエーションになっている。高所恐怖症気味の人だと足が竦んでしまうかもしれない。その手前には三代の亀岩と呼ばれる、大中小の亀の形に似た岩がある。

鵜戸神社看板
亀岩看板
亀岩

 鵜戸神社は竜宮とも呼ばれ、登り龍の写真が撮れるということでネットでも有名になった。社には同じ鵜戸の名を持つ鵜戸神宮と同じくウガヤフキアエズ、その母である豊玉姫とニニギ、ヒコホホデミ、潮流を司る塩筒大神の五柱の神々が祀られている。宮崎という土地もあってか、竜宮伝説とそれにまつわる神々…龍神系の神々のエネルギーを感じられる場所だ。

鵜戸神社への案内板
石段の注意書き
鵜戸神社への石段
鵜戸神社への石段

 社の横に「ここから入口を振り返ってください」という看板がある。そこから見ると洞窟に入ってくる光が龍の形になっているのだが、きれいに写真に収めようとするとなかなか難しい。社の向かって左側を移動しながら、なんとか満足のいく写真を撮ることができた。

鵜戸神社入口
鵜戸神社・社
鵜戸神社・社
鵜戸神社・登り龍
鵜戸神社・登り龍

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