陰陽で成り立つ世界

 この世界は、男女・左右・上下など、二つのものが対になって作られています。スピリチュアルという観点から見た場合、地球は”二元論の星”と言われることがあるのはこのためです。地球は修行の場であると言う考え方があります。人生とは、二元論を克服するための道のりであるという考え方ですが、こういう考え方に基づいた場合、”悟りを開く“のに近い状態は好ましいものとして捉えることができます。善悪などの二元論に基づいて判断・ジャッジをしない状態が悟りだからです。

 私は悟りを開こうとは微塵も思っていませんが、人間関係や経済面など、あらゆる局面でストレスを感じずに生きていければ楽だというのは知っていますし、あまりにも強いネガティブな感情は、その人の未来を明るくはしないということも知っています。同じ状況に遭遇しても、そこに対してポジティブなり中立に感じる人とネガティブに感じる人では、人生にどれだけ価値を感じるかが異なってくるわけです。

 そこでヒーリングの際には、この二元性を逆手に取り“一に戻す”“分裂したものを統合する”といった手法を取ることがあります。あまりにも強い執着がある場合などに、相手に対する判断を弱めることで気持ちを楽にし、引いては望ましい状況を引き寄せる下地を作る方法です。もしくはインナーチャイルドと呼ばれる“傷ついた過去の場面に置いてきてしまった○才の私”を現在の自分に統合することもあります。またそれとは別に、単に“陰陽のバランスを取る”という手法も使います。例えネガティブな思考が意識の中にあったとしても、同じくらいのポジティブな思考があればプラスマイナスゼロになりますし、男性性が強すぎて体の調子が悪いなどという場合にはエネルギーワークなどで女性性を同じ程度に強めるか、男性性を弱めればバランスは取れます。いずれにしても、陰陽として対になっているものを知る必要がありますので、次に陰陽の例を挙げていきます。

内側

大地

後ろ

偶数

植物

寒い

冷たい

精神的

直観的

静的

柔らかい

小さい

暗い

背中

防御

ネガティブ

拡散        など

外側

太陽

奇数

動物

晴れ

暑い

熱い

肉体的

論理的

動的

固い

大きい

明るい

おなか

攻撃

ポジティブ

集中            など

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